平成21年度藤田保健衛生大学卒
私が掛川市立総合病院を選んだのは、市中の基幹病院であり症例数には事欠かず、Common diseaseについて充分に学べる点、当直においてFirst touchを研修医が行い、問診・診察・検査・診断・治療の経験を豊富に積める点、手技に関してもかなりの実践経験を積み重ねられる点、そして見学に訪れた際に濃厚な指導をして頂いた点などが上げられます。
初期研修においては、当直にあたり内科系外科系上級医の元で多くの症例を経験でき、手技の面でも皮膚縫合・腰椎穿刺・中心静脈路確保・気管内挿管・胸腔ドレナージなど非常に多くの経験を積むことができ、勉強・訓練になります。加えて、各科研修としても上部消化管内視鏡・胃瘻造設・肝生検など、外科系においてもヘルニア根治術・虫垂炎・慢性硬膜下血腫穿頭術・腱鞘切開術などなど多くの症例数に恵まれており、上級医による指導の元、非常に多くの経験が積めます。
病院の規模としては、決して大きくないのかもしれませんが、その分病院全体のstaff が家族の様な雰囲気があり、色々な垣根がないのも当院の魅力であると感じます。勉強になる症例・手技があると他科を回っていても声をかけて頂けたり、何気なくかけて頂く一言に支えられたりしています。当院は市中の基幹病院であり、大きな役割を担っていますので、それを肌で感じることが毎日の活力になっていたりもします。
『掛川』という地名を初めて耳にする方も多いかと思いますが、東海道新幹線も停まりますし、病院は東名高速道路掛川インターチェンジのすぐ横という好立地にあります。全国の医学生の皆さん、この地域を支える若い力としてぜひ一度見学から始めてみませんか?お待ちしています。