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4階西病棟
                                       
病床数:58床  入院科:呼吸器内科・神経内科・内科
スタッフ:師長 1名 主任2名 看護師20名(パート含む) 看護助手4名
平均在院日数:18.6(25)日 平均稼動稼働率:87.3(87.2)%
呼吸器内科は冬になると忙しくなることが恒例なのに今年は
通年9割弱患者様が入院していました
平均年齢:69.7(69.8)歳  
男性  64.9%   女性   35.1%
高齢者(65歳以上) 40.9%    
どの科も高齢者が多いですが、当病棟も例外ではありません。
大きな声で耳元で・・・に慣れすぎて「そんなに大きな声で

言わなくても聞こえます」といわれ苦笑い・・
主要疾患
 1.肺炎   2.肺癌  3.肺気腫  (呼吸器)
 1.睡眠時無呼吸症候群 2.脳梗塞  3.筋萎縮性側策硬化症  (神経内科)
【病棟師長の理念】
安全ためのルールを守り、患者様に安心を提供したい。
患者様の良きパートナーであること、患者様個々にあったケアをチームの力を生かして提供したい。
   固定チームナーシングを行っています
   今年度のチーム活動を簡単にご紹介します
【Aチーム】
急性期の集中治療、要観察患者様を看護しています。高齢者が多くなって、認知症の方も増えています。
★今年度の取り組み:夜間せん妄予防へのケア★


家庭ではしっかりしていた方でも、入院して点滴などの治療を行ったり入院したという環境の変化で、一次的に認知症のような症状が見られることがあります。
昼と夜が反対になったり、大きな声を出したり、落ち着きがなくなったりします。
治療に影響が出るばかりか危険が伴うことも多く、できれば避けたいことです。

そこで・・・

説明して了解を得られた患者様に
・起床時洗面してから6〜8時までの2時間 2500〜3000ルクスの光を浴びる
   (目を閉じていてもOKです。動けない方が多いので、ベッドに寝たまま行います)

そうしたら・・・

・夜間眠れるようになった。
・夜間起きていても大きな声をあげる、動き回るなど危険な行動が減った。

 【Bチーム】
個室には病状的に隔離が必要な患者様や終末期の患者様の看護を行います。
大部屋は化学療法やHOTの方が入院します。
★今年度の取り組み:HOT導入患者様の病棟リハビリ★


HOTをご存知ですか?
呼吸器の病気が元で体の中の酸素が少なく息切れがある時、在宅で酸素療法をします。
酸素を吸っていなかった時より、酸素を吸いながら動くほうが断然楽です。
呼吸法の練習や筋肉トレーニングをリハビリの先生と一緒に行います。
家に帰った時に少しでも快適に過ごせるように入院中から御手伝いします。

【Cチーム】
ご自分で身の周りのことができない方を看護します。
呼吸器の病気からくる息苦しさや脳梗塞や筋肉の病気や動けない理由は様々ですが、
寝たきりの方も多いのがCチームの特徴です。
★今年度の取り組み:腹臥位療法★


腹臥位療法をご存知ですか?
手のひらを床面に押し付け背中を開放することで、脳への刺激を増やす姿勢をとることです。
寝たきりの方や徐々に動けなくなった方を始め、高齢者に効果があるといわれています。痰がゴロゴロして自分で出せない、ものを飲むとむせるなどの症状がある方にも効果的と言われています。

そこで・・・

説明して了解を得られた患者様に
まずは15分から腹臥位療法をしてみました。

そうしたら・・・

まずは表情が良くなりました。自分で動く動作が増えた等の効果がありました。


加齢や障害を残して生活を送ることは容易いことではありません。
一人暮らしの高齢者や、同居家族がいても昼間は一人になる方など、退院後の生活を考えると不安の方が多いことが増えています。
退院していく患者様が家や施設に帰ってもなるべく苦痛の少ない生活を送ることができるように、入院中にできることを考えてみんなで看護しています。
業務内容は大変ですが、患者様の「ありがとう」の言葉で奮起、頑張っています。

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